検索してはいけない言葉の「Holyween Salamander」を検索してみた

検索してはいけない言葉

検索してはいけない言葉の「Holyween Salamander」を検索しました。

検索すると、英文と複数の画像が掲載されたサイトが出てきます。

掲載されている画像にいくつかショッキングなものが含まれていますので閲覧注意です。

参考としてURLを載せておきます。
http://www.salamandersociety.com/halloween/

サイトの内容

サイトは次の2種類から構成されています。
①画像
②英文


①画像について
サイト上部には、様々な人物をコラージュした画像などが掲載されていて、こちらは無害です。

サイト中部にいくつかショッキングな画像が掲載されています。
・スプリットタンの画像
・焦げ茶色の男性の遺体の画像
・オレンジ服の男性が首を切断されている画像
・五体不満足の男性の画像
・モーターサイクル男の画像

などがありますので閲覧注意です。


②英文について
画像とともに英文が記載しています。

英文を翻訳すると、ハロウィンに関する内容が記載されています。

更新日時も10月に集中していることから、ハロウィンを意図していることが推測されます。

最新の記載は2013年10月24日であり、1番古い記載(コメント欄を除いて)は2005年10月6日でした。

参考として2005年10月6日の記載を下記に載せておきます。

Use Temple Clothes as Halloween Costume
10/06/2005 – by Phil L

Give your temple clothes to your kids to use as a Halloween costume – LOL!

>Knock, Knock – TRICK OR TREAT?

Hello, what are you young kid?

I’m a temple worker – can I shake your hand?

>What is that?

The first token of lies and deception.

Has it a name?

Yes.

can you give it to me?

Seer stones in hat; Book of breathings on Payrus; Stolen Masonry ceremonies and symbols; Blood-atonement and ADAM-GOD theory; Wives unlimited in Celestial Kingdom. (any others???)

You may enter the candy bowl and get your celestial candy.

http://www.salamandersociety.com/halloween/

お寺の服をハロウィンの仮装に使う
2005年10月6日 – by Phil L

お寺の服を子供たちに渡して、ハロウィンのコスチュームとして使ってもらいましょう-笑

>ノック、ノック – トリック・オア・トリート?

こんにちは、あなたは若い子供ですか?

私はお寺の人間です-握手してくれませんか?

>それは何ですか?

嘘と欺瞞の最初のしるしです。

名前はあるのか?

はい。

渡してもらえますか?

帽子の中のシーサーストーン、ペイラスの呼吸の本、盗まれたメイソンの儀式とシンボル、血の贖罪とADAM-GOD理論、天界で無制限の妻たち。(他にありますか??)

キャンディボウルに入り、天界のキャンディを手に入れることができます。

DeepLより翻訳

The Salamander Society

こちらは「The Salamander Society」というサイトのコンテンツです。

「The Salamander Society」のホームページのURLを載せておきます。
http://www.salamandersociety.com/

ホームページのSatire & Parodyという項目の「Temple Square Halloween」から閲覧することができます。

“Holyween Salamander Society Spook Alley Party”のリンク

「The Salamander Society」はどのような団体なのか、サイトのFAQに詳細が載っていましたので、いくつか抜粋します。

Who staffs the Salamander Society?
The Salamander Society is a volunteer effort, run by former members of the LDS (“Mormon”) Church. The site is owned and published by Cricket.

Who are you, where did you come from and where are going?
We are a group of former Mormons who over the past years took a deep look into Mormonia and were shocked to learn that it does not stand up to the light of day. The reaction to that “shocking” discovery has lead to a prolonged “giggle response” in the form of this web site.

How long have you been around or on the Internet?
The Latter Day Lampoon was born in Feb 1999 immediately after the 1999 Ex-Mormon Convention in Las Vegas, Nevada. The Lampoon formerly changed its name to The Salamander Society in September 2005 due to a threatened lawsuit by The Harvard Lampoon and its licensee, The National Lampoon for “trademark infringement.”

Okay, I give up, what are you really about?
Actually, The Salamander Society’s main mission is to gather and preserve as much non-traditional material about The Mormon Church as possible. This archiving effort is often done with loud laughter and light-mindedness.

When will you shut your web site down for good?
With Mormonism on a severe implosion and decline it appears that The Salamander Soceity will be straightening the deck chairs on the Titanic for a good ten to twenty more years. We will be here commenting on all the “frantic follies of faith” above and below deck on the good ship Mormonia as it joins its sister ship in the outer darkness of oblivion.

http://www.salamandersociety.com/FAQ/

・サラマンダー・ソサエティは誰が運営しているのですか?
サラマンダー・ソサエティは末日聖徒イエス・キリスト教会(モルモン教)の元信者によるボランティア活動です。このサイトはクリケット社が所有し、公開しています。

・あなたは誰で、どこから来て、どこへ行こうとしているのですか?
私たちは元モルモンのグループです。過去数年間、モルモニアを深く研究し、それが日の目を見ないものであることを知り、ショックを受けています。その「衝撃的」な発見に対する反応が、このホームページのような形で長期の「苦笑する反応」につながっているのです。

・あなたはいつから、あるいはインターネット上にいるのですか?
末日ランプーンは1999年2月、ネバダ州ラスベガスで開催された1999年旧モルモン教大会の直後に誕生しました。2005年9月、ハーバード・ランプーン誌とそのライセンス先であるナショナル・ランプーン誌から「商標権侵害」で訴えられる恐れがあり、ランプーン誌はサラマンダー・ソサエティに名称を変更しました

・もういい、諦めた、本当は何なんだ?
実は、サラマンダー・ソサエティの主な使命は、モルモン教会に関する非伝統的な資料をできるだけ多く集め、保存することなのです。このアーカイブ作成作業は、しばしば大きな笑い声と軽快な気持で行われます。

・あなたのウェブサイトはいつ永久に閉鎖されるのですか?
モルモン教が崩壊し衰退していく中で、サラマンダー・ソサエティはタイタニック号のデッキチェアを10年から20年の間整備していくことになると思われます。私たちは、モルモニアという船が忘却の彼方で姉妹船と合流するまでの間、船の上や下で起こるすべての「信仰の狂気」についてコメントする予定です。

DeepLより翻訳

The Salamander Societyは末日聖徒イエス・キリスト教会(通称:モルモン教)の元信者の方々が運営しています

モルモン教に対する風刺やパロディをサイトの方針としているようです。

モルモン教の発祥について

モルモン教の概要を下記にまとめておきます。
・モルモン教とは、1830年にジョセフ・スミス・ジュニアという人物によって設立されました。

・1823年、ジョセフ氏はモロナイと名乗る神の使者”黄金の板に記載された文書”の存在を告げられます。

・1927年、ジョセフ氏は黄金の板を発見し、その内容を仲間と共に英訳しました

・この英訳した書物は「モルモン書」と呼ばれています。
  →モロナイの父親であり、黄金の板を代々受け継ぎ編纂をしていたモルモンという人物が名前の由来となっています。

・モルモン書の内容としては、エルサレムからアメリカへ移住した人々の歴史的記録と神の教えが記されています

・モルモン書は聖書の内容や神の教えをより明確にしてくれるという役割を担っています。

・因みに、黄金の板は翻訳の後に天使へ返還したそうです。

・モルモン書の内容については信憑性が乏しいものもあり、様々な批判があります
  →ネイティブ・アメリカンの祖先のDNAはモンゴロイドであり、ヘブライ人のDNAは確認されていない
  →食用イチジクや真鍮などが記述されているが、当時のアメリカ大陸には存在していない
  →黄金の板が実際に存在していたという証明がない
など


モルモン教の概要に関する情報は下記を参考にしました。
Wikipedia「末日聖徒イエス・キリスト教会」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%AB%E6%97%A5%E8%81%96%E5%BE%92%E3%82%A4%E3%82%A8%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%AD%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88%E6%95%99%E4%BC%9A

Wikipedia「モルモン書」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%AB%E3%83%A2%E3%83%B3%E6%9B%B8

Wikipedia「ジョセフ・スミス・ジュニア」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%82%BB%E3%83%95%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%83%9F%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%8B%E3%82%A2

“Salamander”に関する推測

The Salamander Societyの各単語につきまして、

“Salamander”とは、西欧で火を司る精霊のことです。
「サンショウウオ」とも訳されますが、Wikipediaによると ”イモリの仲間も含めた概念であり両者はあまり区別されず、一般に、陸棲であればサラマンダー(salamander)、水棲であればニュート (newt)と呼び分けられる” そうです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%82%A6%E3%82%A6%E3%82%AA

“Society”とは、「社会」「協会」といった意味です。


Salamanderという名称は、モルモン教に関連する捏造文書である「Salamander letter(サラマンダーの手紙)」が由来していると推測されます。

こちらの捏造文書を作成したMark William Hofmann(マーク・ウィリアム・ホフマン)について、下記に概要を記載します。

・ホフマン氏は、1954年12月7日アメリカユタ州ソルトレイクシティに生まれました。

・ホフマン氏の両親はモルモン教の信者でした。

・彼自身は14歳頃に信仰心を失っていましたが、両親や周囲の関係の為に表面上信者であることを取り繕っていました。

・1980年、作成したモルモン書に関する偽造文書が本物だと評価され、ホフマン氏は名声を高めました

・そして、当時通っていたユタ州立大学を退学して、希少本のディーラーとしてビジネスを始めます

・このビジネスによって大量の文書を捏造していました。
  →「Salamander letter(サラマンダーの手紙)」もこの捏造文書の中のひとつです

・捏造がバレそうになったホフマン氏は、1985年10月15日に時間稼ぎとして文書収集家のSteven Christensen(スティーブン・クリステンセン)を自作の爆弾で殺害しました

・他に、クリステンセン氏の元雇用主の妻のKathy Sheets(キャシー・シーツ)も同様に爆弾で殺害しました

・爆発事件の翌日の16日、ホフマン氏が車の中で爆弾を爆発させて負傷してしまいます。このことがきっかけで、1986年1月に逮捕されました

・ホフマン氏はモルモン教を憎んでおり、文書捏造は金銭目的の他に、「教会史を貶めることによって教会に恥をかかせる」という動機もありました。

・ホフマン氏は2022年現在、Central Utah Correctional Facility(セントラルユタ矯正施設)に収監されているそうです。

因みに、2021年3月3日にNetflixホフマン氏の犯罪行為に関するドキュメンタリー作品が公開されました。
下記にURLを載せておきます。
https://www.netflix.com/jp/title/81226889


ホフマン氏の経歴については下記を参考にしました。
Wikipedia「Mark Hofmann」
https://en.wikipedia.org/wiki/Mark_Hofmann

世界の猟奇殺人者「身勝手な憎悪を偽造で重ねる異常者」
http://syouji.blog.jp/archives/1075057329.html

Salamander letterについて

捏造文書である「Salamander letter」は、Martin Harris(マーティン・ハリス)からWilliam Wines Phelps(ウィリアム・ワインズ・フェルプス)へ送られた手紙とされていました。

ハリス氏は、モルモン教の初期の信者であり、ジョセフ・スミスが黄金の板を翻訳した際に筆記者として手伝っていた人物と言われています。

フェルプス氏は、モルモン教の初期の信者であり、指導者も務めたことのある人物です。

Salamander letterの内容は英語版Wikipediaから確認することができます。
https://en.wikipedia.org/wiki/Salamander_letter

他に、Wikipedia.netというサイトの「サラマンダーレター」の記事に日本語訳が掲載していました。
https://wikipredia.net/ja/Salamander_Letter

サラマンダーレターの内容につきましては、黄金の板の存在を告げたのは神の使者であるモロナイではなく、白いサラマンダー(サンショウウオ)だったというものです。

まとめ

「Holyween Salamander」を検索した結果をまとめます。
・検索すると、英文と複数の画像が掲載されたサイトが出てきます。
  →ショッキングな画像がいくつか含まれているので閲覧注意です。

・こちらのサイトは ”The Salamander Society” というモルモン教の元信者の方々が運営していて、風刺やパロディを目的としています。

・Salamanderの由来は、モルモン教に関連する捏造文書である「Salamander letter」から来ていると推測されます。

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