検索してはいけない言葉の「ウクライナ21」を検索してみた

検索してはいけない言葉

検索してはいけない言葉の「ウクライナ21」を検索してみました。

検索すると、青年がホームレスと見られる男性を襲っている動画が出てきます。

カルロ・グローチェというサイトに動画が掲載されていました。
参考としてURLを載せておきます。
https://carro-groce.com/guro-douga/4623.html

動画の内容

カルロ・グローチェに動画が2つ掲載されていました。

動画①:ホームレスと見られる男性を殺害する内容です。
動画②:ホームレスと見られる女性に暴行を加えた後、他の男性を暴行する内容です。

動画の要点を抜粋します。

(動画①: 7分54秒)
0:00~
森で男性が仰向けで倒れている。

0:22~
青年が、黄色い鈍器で男性の顔を数回殴打する。
男性の顔が血塗れになる。

0:46~
男性の血塗れの顔がアップで映される。

2:09~
青年がアイスピックを男性の腹部に数回突き刺す。

3:22~
再び男性の血塗れの顔のアップ。
アイスピックで鼻などを突いている。

4:16~
青年が男性の腹部を踏みつけている。

5:27~
アイスピックの男性の左目に何度も突き刺す。
男性は左手で顔を抑える。

6:17~
青年がハンマーで男性の頭部を数回殴打する。

6:40~
現場を離れて、近くに停めてある車まで戻る。
ペットボトルの水で使用したハンマーや手や顔を洗う。

(動画②: 3分26秒)
0:00~
青年たち数人が森の中を走っている。

0:17~
ホームレスと思われる女性が映される。
怯えているように見える。

0:40~
青年たちが女性の胴体を殴ったりしている。

0:52~
女性の頭部をスコップで数回殴打している。

1:29~
スコップで頭部を殴打した後、首元を踏みつける。
血塗れの頭部のアップが映される。

2:05~
別の場所に移動する。

2:25~
道に頭部から血を流した男性が倒れている。
動画内でこの男性に手を加えることはない。

2:32~
別の場所に移動する。

2:46~
先程とは別の男性が倒れている。
複数人の青年に囲まれている。
動画が終了するまで、木材で叩かれたり石をぶつけられたりしている。

動画の詳細

「ウクライナ21」はWikipediaにも記事が掲載されています。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A21

他に、Podrobnostiという海外のニュースサイトにこの動画に関する記事がありました。
https://podrobnosti.ua/582026-sud-prigovoril-dnepropetrovskih-manjakov-k-pozhiznennomu-zakljucheniju.html

Wikipediaと海外記事から情報をまとめます。
・この動画は、Viktor SayenkoとIgor Suprunyukの2名によって撮影された。

・動画以外でも殺人を犯しており、2007年6月~7月にかけて21人を殺害している。

・この事件で3名が逮捕されている。Viktor SayenkoとIgor Suprunyukと、共犯者のOleksandr Ganjaである。

・裁判では、Viktor SayenkoとIgor Suprunyukは終身刑、Oleksandr Ganjaは懲役9年が言い渡されている。

・犯行動機は「病的なまでの自己肯定心の発露」とされている。

Viktor SayenkoとIgor Suprunyukの2名で殺人行為を行っていて、強盗の際にOleksandr Ganjaも関与していたそうです。

犯行動機の「病的なまでの自己肯定心の発露」

犯行動機の「病的なまでの自己肯定心の発露」とはどういう意味でしょうか。

Podrobnostiの記事に下記文章がありました。

Судебная коллегия квалифицировала Супрунюка и Саенко как “серийных убийц”, основным мотивом которых было агрессивное стремление самоутвердиться любой ценой и перебороть собственный страх. Доказательством такого доминирующего мотива совершения преступлений являются фотографии и видео сцен убийства на мобильных телефонах.

https://podrobnosti.ua/582026-sud-prigovoril-dnepropetrovskih-manjakov-k-pozhiznennomu-zakljucheniju.html

翻訳します。

裁判では、SuprunyukとSayenkoを「連続殺人犯」と認定し、その主な動機は、何としても自分を主張したい、自分の恐怖に打ち勝ちたいという攻撃的な欲求であったとした。この支配的な犯行動機の証拠となるのが、携帯電話による殺人現場の写真や動画である。

DeepLより翻訳

「何としても自分を主張したい」とは、肥大化した承認要求のことだと推測されます。
「自分の恐怖に打ち勝ちたい」とは、どういった意味でしょうか。


Wikipediaの英語版記事に、加害者3人が抱えている恐怖症に関する記述がありました。

“Me and Igor [Suprunyuk] were both afraid of heights, and we were afraid we’d be beaten up by bullies”, Sayenko stated during questioning. Suprunyuk sought advice on getting rid of their fears, which led the boys to stand on a balcony of their 14th floor apartment for hours, hanging over the railing.

中略

This reportedly had a positive effect on their fear of heights.[3] Hanzha was reportedly the most squeamish of the three.He had a blood phobia, and even refused to bathe his kitten, afraid he might scald it.Suprunyuk suggested tackling the fears by torturing stray dogs. The boys captured dogs in a wooded area near their house, hanged them from trees, disemboweled them, and took pictures next to the corpses.[3] Prosecution evidence included many of these photos taken by the suspects while underage.

https://en.wikipedia.org/wiki/Dnepropetrovsk_maniacs

翻訳します。

「私とIgor(Suprunyuk)は二人とも高所恐怖症で、いじめっ子に殴られるのが怖かった」とSayenkoは尋問の中で述べている。Suprunyukは、恐怖心を取り除くためのアドバイスを求め、少年たちは14階のアパートのバルコニーで何時間も手すりにぶら下がって立っていたそうです。

中略

Ganjaは3人の中で最も潔癖症だったと言われている。血液恐怖症で、子猫をお風呂に入れるのも、やけどをさせるんじゃないかと心配したほどだ。Suprunyukは、野良犬を拷問することで、その恐怖を和らげようと提案した。少年たちは、自宅近くの森林地帯で犬を捕らえ、木に吊るして内臓を取り出し、死体のそばで写真を撮った[3]。

DeepLより翻訳

加害者の3人は、それぞれが抱えている恐怖症を克服する為に苦悩していたみたいです。

犯行動機についてまとめます。
・「病的なまでの自己肯定心の発露」とは、「何としても自分を主張したい、自分の恐怖に打ち勝ちたいという攻撃的な欲求」といった内容です。
・「自分を主張したい」とは、肥大化した承認要求のことだと推測されます。
・「自分の恐怖に打ち勝ちたい」とは、加害者それぞれが抱えている恐怖症の克服のことだと推測されます。

ウクライナ21の模倣動画「アカデミーマニアックス」

カルロ・グローチェに掲載している2つの動画のうち、上記で説明しました動画②は「ウクライナ21」ではなく、「アカデミーマニアックス」である可能性があります。

アカデミーマニアックスとは、ウクライナ21の動画に触発された模倣犯が撮影した動画です。
アカデミーとは、ロシアのイルクーツク州の首都にあるアカデミーゴロドクという地名のことです。
マニアックス(maniacs)とは、「狂気の」、「狂乱の」という意味です。

カルロ・グローチェに掲載している2つの動画のうち、動画①に出てくる加害者は2名であったのに対し、動画②は加害者が多数いました。
5名以上はいるように見えます。


検索してはいけない言葉Wikiの「アカデミーマニアックス」の記事に、動画②の内容と酷似している説明文がありました。
https://w.atwiki.jp/mustnotsearch/pages/1472.html

上記説明文と、動画②内の女性や男性が受けている被害内容が一致します。

よって、カルロ・グローチェに掲載されている動画②は、ウクライナ21に触発された模倣犯によって撮影された動画である可能性が高いです。

まとめ

ウクライナ21に関する検索結果をまとめます。

・カルロ・グローチェに掲載されている動画のうち、7分54秒の動画はViktor SayenkoとIgor Suprunyukの2名によって撮影されたものです。
・もうひとつの動画(動画時間:3分26秒)は、ウクライナ21の動画に触発された模倣犯によって撮影された動画である可能性が高いです。
・この事件で、Viktor SayenkoとIgor Suprunyukは終身刑、共犯者のOleksandr Ganjaは懲役9年が言い渡されています。
・犯行動機は「病的なまでの自己肯定心の発露」とされています。

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